【初心者向け】WordPressの記事投稿を便利にするカスタマイズ法

2015/6/24 修正・追記
内容を WordPress の 4.2.2 の最新版の仕様に基づいた記事に更新しました。

やはりワードプレスはブログとして使いのがメインになると思いますので、一番使用頻度が高いと思われる記事投稿の仕方をまとめておきます。
今まで無料のレンタルブログを使っていた人にとってはちょっと馴染みが薄かったり取っ付きにくかったりするワードプレスですが、実は便利で無料のレンタルブログに比べて汎用性が高く自由度も高い(さすが CMS です)ので、使いこなせればインターネットでのビジネス展開に大きなプラスになりますよ!
よく分かんない・・・という方にはもちろん、すでに初心者の域を脱していても「知らなかった」ということがあるかもしれません?! まぁちょっと流し読みしてみてください。

新しいブログ記事の投稿画面を表示させる

新しい記事を書くためには、ブログ投稿画面へ行かなければなりませんが、新規の投稿をするための画面へ行く方法は 3 通りほどあります。

1.管理画面のサイドバーから行く

管理画面のサイドバーに【投稿】という項目があります。ここの2つめの【新規追加】をクリックすれば、新規のブログ記事投稿画面を開くことができます。
WordPress投稿新規追加

2.記事一覧表示から追加する

投稿した記事は、記事一覧表示に表示されます。この画面の上部に【新規追加】のリンクがありますので、クリックすれば投稿画面を開くことができます。
WordPress投稿新規追加

3.上部のアドミンバーから追加する

ログインした状態だとワードプレスの管理画面、もしくはブログを表示さいた状態の上部にダークグレーのバーが表示されていると思います。これをアドミンバーと言うそうですが、ここからも新規記事の投稿が行えます。
アドミンバーの【+ 新規】をクリックするか、マウスのポインタを【+ 新規】という部分に持ってくると、メニューが表示されますので、【投稿】をクリックするとブログの新規記事投稿画面へ移動します。
WordPress投稿新規追加

ブログ記事の投稿画面を使いやすくする

ブログ記事の投稿画面は初期状態ではこんな感じだと思います。
WordPress投稿画面
真ん中に記事を書くスペースがあり、右サイドには投稿やカテゴリーの設定、タグの設定をするためのウィジェットがあります。記事を書くスペースの下にも、いくつかウィジェットが確認できるかもしれません。
しかし、これらのウィジェットの中には必要ないものもありませんか? 正直フォーマットとか、リビジョンとか、無くてもいい人は多いはず。。。
そんな時は消しちゃいましょう。

投稿画面のウィジェットを表示/非表示にする

もし必要ないウィジェットが表示されているなら、非表示にして見やすくすっきりさせちゃいましょう。
画面の右上に【表示オプション】というのがあると思います。ここをクリックすると、下にドロップダウンされてメニューが現れるんですね。そしてチェックボックスのついた項目がいくつもあるのが分ります。
表示オプション
ここにはデフォルトのウィジェットに加え、プラグインによって追加されたウィジェットも表示されます。
例えば、WordPress の必須プラグインとして名高い「All in One SEO Pack」。このプラグインが入っていると、記事を書くエディタの下(フッターエリア)に SEO の設定ができるウィジェットが表示されます。
まぁこのプラグインを入れているからには使用するはずでしょうから、非表示にする必要はないと思いますが、とにかく、ここで表示ウィジェットの切り替えができます。

レイアウトをワンカラムにする

また記事投稿・編集画面をワンカラムか 2 カラムか選ぶこともできます。最初は2カラムになってますが、ワンカラムにすると、サイドメニューにあった「公開」とか「カテゴリー」とかのウィジェットが全て投稿エディタの下に 1 列に並びます。
投稿画面をワンカラム表示に

ウィジェットの位置を変更

さらに、ウィジェットの位置は変更することができます。
やり方は各ウィジェットのタイトルバーの部分にカーソルを持って行き、マウスのポインタが十字になるのでドラッグ&ドロップで移動させるだけ。
例えばアイキャッチ画像を設定するウィジェットを一番上に持って行きたいときは、アイキャッチ画像の部分をドラッグして上に移動させると・・・移動可能な位置に点線が表示されますので、目的の位置で離せば OK です。
投稿画面のウィジェットを移動
ただ、右サイドバーのウィジェットと、投稿スペースの下のフッターウィジェットとでは、必要な横幅が違うのでむやみに移動させると逆に使いにくくなるかもしれません。
なので、ウィジェットの配置を入れ替える場合は、右サイドバーのウィジェットは右サドバー内で、フッターのウィジェットはフッター内で入れ替えることをオススメします。

記事を書く

さて、投稿画面が使いやすくなったところで早速記事を書いていきましょう。記事は分かりやすく、おもしろく、読みやすい(見やすい)が理想ですよね。そのあたりの記事内容に関しては別の記事にまとめました。

分かりやすい文章コンテンツをつくる5つの鉄則


また記事を書くためのエディタの使い方はこちらのにまとめていますので、ビジュアルエディタや HTML エディタの使い方を知りたい方は上記の記事を参考ください。

【初心者向け】投稿エディタの使い方-WordPress4.0最新版-

投稿を公開しよう!

記事を書き終わったら早速投稿!・・・と言いたいところですが、その前に 1 度プレビュー表示で実際のブログ画面を確認しておきましょう。他にも誤字脱字の確認など、声に出して記事を読み直すと違和感を感じる部分が出てくると思うので加筆・修正を行って仕上げに入りましょう。

ブログ記事のプレビューで表示を確認

サイドメニューの【公開】ウィジェットに【プレビュー】というボタンがあります。このプレビューをクリックすると、別ウィンドウ(もしくはタブ)が開きます。実際にブログに記事を公開したときと同じような状態で投稿内容をチェックすることができます。
特に画像の表示や改行のされ方、CSS での装飾など、ビジュアルエディタ上ではうまく反映されない内容をチェックしておきましょう。

公開条件の指定

公開ウィジェットには色々なメニューがあり、公開条件を細かく指定することができます。例えば下書きとして保存したり、公開日時を予約したりなどです。
WordPress公開設定

(1) 公開ステータスの指定

公開ステータスには、【公開済み】と【レビュー待ち】と【下書き】の 3 つがあります。新規で投稿している場合は公開するまで【レビュー待ち】と【下書き】の 2 つだけになります。
また、一度公開した後も【下書き】を選択すれば下書きの状態、つまり公開されていない状態にいつでも戻せます。
【レビュー待ち】は、投稿者や寄稿者が管理者や編集者などに投稿内容をチェックしてもらった上で公開したい場合に選択します。とは言っても、寄稿者だとこのレビュー待ちしか選べませんが・・・(泣)

(2) 公開状態の設定

普通に公開するのか、何か条件指定をするかを選べます。
【公開】は普通の一般公開のことですが、その下にある「この投稿を先頭に固定表示」にチェックを入れるとどれだけ記事を追加しても常に先頭に表示されるようになります。
またテーマによっても扱いが異なります。例えば Twenty Eleven のショーケーステンプレートを使用した場合のショーケース部分に表示させたい記事もここをチェックする必要があります。Twenty Fifteen の場合は固定表示した記事に「注目」のタグが追加されます。
【パスワード保護】はその名の通り記事にパスワードを設定して、パスワードを知っている人のみが閲覧できるようにします。顧客や会員ごとに公開範囲を変えたい時などに使えそうですね。
パスワード保護にチェックを入れると、パスワード設定の入力欄が表示されます。
【非公開】は一部の人以外ブログ上では閲覧できないようにする設定です。一部の人とは、管理者や編集者、そしてその記事を投稿した本人のことです。

(3) 公開日時の指定

年・月・日・時・分、と細かく公開日時を指定できます。過去の日時を指定して記事の順番を入れ替えたり、未来の日時を指定して予約投稿にしたりできます。
また【ゴミ箱へ移動】をクリックすれば記事は瞬く間に「ゴミ箱」へ移動します。とは言っても、ゴミ箱の中をみればまだ記事が確認できますし、復元することも可能です。

準備ができたら公開する

これらの設定が済んだら【公開】をクリックして投稿しましょう。とは言っても、基本的に何も設定することはなさそうですよね・・・。
1 つ注意しておきたいのが公開日時です。そのままだと記事を立ち上げた時間のままだったりしますので、「昨日の下書きを仕上げて公開するか〜」とか思ってたら昨日の日付のまんまだった・・・なんてこともありえます。一度も公開していなければ、日付だけは最新の日にちに自動調整してくれるようですが、実際あやしいです。
というわけで、これで無事投稿ができます。あとはコンテンツ命、良質な記事をつくって行きましょう!

投稿した記事を編集するときに便利なリビジョン機能

リビジョンWordPress 3.6 から備わった新しいリビジョン機能。今までもリビジョンはありましたが、より見やすく、使いやすくなりました。
ちなみに、リビジョンとは過去の記事内容と現在の記事内容を見比べることができる機能です。また、必要があれば古い記事を復元することもできます。
WordPress 3.6 からの仕様で、変化のあった部分がハイライトされるようになりました。レイアウトも左右に表示されるので、とても見やすいです。
Mac を使っている方は、バージョンと似たようなものだと思ってもらうと分かりやすいと思います。

リビジョンの表示方法

新規投稿時は表示されていないと思いますが、下書き保存や投稿した記事の更新を繰り返していくと、リビジョンが溜まっていきます。それでも表示されない場合は、表示オプションを開いて「リビジョン」の項目にチェックを入れてください。

リビジョンの使い方

WordPressリビジョン比較
リビジョンのところには、溜まっているリビジョンの数が【7+】などと表示されています。その横の【表示】をクリックすると、上の画像のような画面に遷移します。左側が過去のバージョン。右側が最新のバージョンになっていて、上部にあるスライダーを動かすことで保存されている過去のバージョンを遡って確認することができます。
過去のリビジョンを復元することもできますし、一部だけ復元したい場合は左側のバージョンから復元したい部分をコピーして、元の記事に戻った後にペーストすれば OK です。

リビジョン機能の注意点

WordPress は通常の設定のままだとひっきりなしリビジョンを保存していきます。しかしこれが WordPress を重たくさせる要因になっているとかなんとか・・・。いずれにしろ、どんどんデータベースの容量を食っていきますのでできれば保存する過去記事数を制限した方がいいでしょう。
リビジョンに貯める記事数を制限するにはプラグインを使えば簡単です。ぼくが使っているのは WP Total Hacks というプラグインです。このプラグインを使えば、リビジョンに保存する記事の数を設定できます。他にも様々な専門知識がないとできない設定がクリック 1 つでできてしまう超便利なプラグインなのでオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか? WordPress は色々な機能が備わっていて、自分の使いやすいようにできるのが魅力です。
逆にそれが原因で解りにくいとか、使いこなせないと感じている人も多いみたいですが、1 つ 1 つの機能を確認していただき実際に記事投稿や更新を繰り返し、WordPress の使い方に慣れていきましょう。


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